用語集

スーイサイドピル

敵対的買収防衛策の一つで、敵対的な買収者が株式(議決権)の一定割合を取得した時点で、財務状態が著しく悪化する契約等を行なってM&Aを阻止することをいいます。

スクイーズアウト

消滅会社の株主に現金や社債を交付することによって、消滅会社の株主存続会社や親会社の株式を保有させないようにする合併手法をいいます。

スタッガード・ボード

敵対的買収の防衛策の一つで、全役員が一度に変更されないように役員の改選時期をずらすことをいいます。 

スチュワードシップコード(Stewardship code)

スチュワードシップコードは、金融機関による投資先企業の経営監視などコーポレート・ガバナンスへの取組みが不十分であったことが、リーマン・ショックによる金融危機を深刻化させたとの反省に立ち、英国で2010年に金融機関を中心とした機関投資家のあるべき姿を規定したガイダンスのことです。法的拘束力に縛られない自主規制であるが、コンプライ・オア・エクスプレイン(Comply or Explain)として、各原則を順守するか、順守しないのであればその理由を説明するよう求めている点が特徴となっています。

ストラテジー

オプション取引において、様々な投資目的に合うようにオプションを組み合わせることをいいます。

ストラテジックバイヤー

自社の事業強化・事業拡大を目的としたM&Aの買い手(事業会社)のことをいいます。理論上は事業会社(ストラテジックバイヤー)の方がシナジー効果が得られる分、フィナンシャルバイヤーよりも高い買収価額が提示できてビッドでは有利とされています。

ストラドル

オプション取引において、基礎商品の価格変動性に着目した投資戦略で、同じ限月、権利行使価格のコールオプションとプットオプションを組み合わせたものです。

ストラングル

オプション取引において、基礎商品の価格変動性に着目した投資戦略で、同じ限月のコールオプションとプットオプションを異なる権利行使価格で組み合わせたものです。

スパム(Spam)

大量に送信される迷惑メール(UBE)の俗称です。

スローハンド型買収防衛策

敵対的買収者に狙われている企業の取締役会構成員の交代を一度に行なうことができず、その発動を阻止するのに時間がかかる買収防衛策の類型をいいます。